ヨーロッパ留学に向けて、避けては通れないのが荷物の準備。
「絶対に持っていくべきものは?」「パッキングで気をつけることは?」など、疑問を持つこともあるかと思います。
そこで今回は、ヨーロッパ留学に必要な持ち物やパッキングについて、スイス留学経験のある筆者が詳しく解説していきます!
(間に解説を挟んでいますが、最後にすべて「持ち物リスト」としてまとめてあります!ご安心ください☺️)
2022年9月〜2023年6月の間、ジュネーブに留学していました!留学の情報やヨーロッパの観光スポットについて発信しています!
【重要度別】持ち物リスト
【最重要】絶対に忘れてはいけないもの
パスポート |
航空券 |
現金(現地通貨+日本円)・クレジットカード・キャッシュカード |
大学の受け入れ許可証・住居の契約書・パスポートのコピー |
海外留学保険証書 |
スマートフォン |
ノートパソコン・タブレット |
【そこそこ大事】みんな持っていくもの
通信手段(レンタルWiFi・海外SIM) |
電源プラグ・変圧器 |
衣類 |
靴 |
タオル |
メガネ・コンタクトレンズ |
腕時計 |
歯ブラシ・歯磨き粉 |
シャンプー・リンス・ボディソープ |
化粧品 |
日焼け止め |
医薬品 |
【余裕があれば持っていきたい】あったら便利なもの
筆記用具 |
電子辞書 |
室内用スリッパ |
生理用品 |
爪切り |
耳かき |
ドライヤー・コテ |
洗濯ネット |
洗濯用ハンガー |
ポケットティッシュ |
旅行用のミニ化粧品 |
ワイヤーロック・南京錠 |
帽子 |
雨具 |
ウエストポーチ |
スーツ・フォーマルな服装 |
地球の歩き方 |
日本食 |
日本のお土産 |
荷物に関する注意点2つ
「到着後すぐ使うもの」を忘れずに
現地について数日間は、空港からの移動や荷物の整理、SIMカードの契約など、やるべきことが沢山で非常に忙しいです!
バタバタしていて買い物に行く余裕が無いため、シャンプーやタオルは数回分だけでも持っていくと良いでしょう。
ゆっくり買い物に行けるのは、到着して4,5日目くらいになりそうですね!
手荷物は「大きめのリュックサック」がおすすめ
機内に持ち込む手荷物には、パソコンやタブレットなどの電子機器だけでなく、メイク用品なども入れることになります。さらに、ロストバゲッジ(スーツケースが無くなった場合)に備えて、下着の替えを数着持っていく方もいるようです。
かなりかさ張ることが予想されるので、手荷物は可能な限り大きいリュックサックにすることをおすすめします!
乗り継ぎで一旦空港を出る方は、スーツケースは受け取らず、持ち込み手荷物だけで1晩過ごすことになります。その場合、替えの洋服やパジャマなども必要になるので注意しましょう!
重要な持ち物について詳細解説!
ここでは、先ほどのリストの中でも見落としがちなポイントについて、追加で解説しています!
こちらで解説するのは以下7点です!
チェックポイント!
- クレジットカード・キャッシュカード
- 通信端末(レンタルWiFi・SIM)
- ヨーロッパのコンセント・電圧
- ヨーロッパの服装
- ワイヤーロック・南京錠
- ヨーロッパには化粧水がない
- 日本からのお土産
クレジットカード、キャッシュカードについて
ヨーロッパは日本よりもキャッシュレス化が進んでおり、カードでの支払いが主流です。現金が必要なのは、小さなお店での買い物や、駅のロッカーを使用する時(コインが必要)くらい。
クレジットカード2, 3枚+キャッシュカード1枚を目安に持っていくと良いでしょう!
キャッシュカードとは、海外で現金を引き出せるカードのこと。
駅や銀行のATMで、"必要な時に・必要なだけ" お金を下ろせるのがメリットです!
私はクレジットカード2枚とキャッシュカード1枚を持って行きました!
通信端末(レンタルWiFi・海外SIM)について
海外留学では、通信手段は欠かせないものの1つです!海外の通信する手段として、レンタルWiFi・海外SIMの2つがあります。
海外での通信手段!
- レンタルWiFi
⇒短期・中期間の留学におすすめ!(3ヶ月未満) - 海外SIM
⇒長期間の留学におすすめ!(3ヶ月以上)
レンタルWiFi
レンタルWiFiとは、海外でも通信できる端末をレンタルすることです。その端末に手持ちのスマートフォンを接続することで、海外でもスマートフォンが利用できます。
ですが、WiFiレンタルサービスを提供する会社はたくさんあり、慣れていない人には選ぶのはなかなか難しいです。
「とりあえず大きい会社から借りよう」「とにかく安いものにしよう」と適当に選んでしまうと、オーバースペックで利用料が高額になってしまうことや、旅行先でうまく使用できず困ることも。
私も海外旅行に慣れていないときは全然わからず、余裕がありすぎるプランを選択してしまっていました…笑
そのため、用途や使用期間に合わせた適切なサービス・プランの選択が重要です!詳細は以下で説明しているので、検討している方はぜひ目を通してみてください!
海外SIM
SIMカードとはスマホやタブレットに挿入されているチップのことで、これにより電話やデータ通信が可能になっています。
SIMは月額制ものが多く、海外用を購入することで月2000円~5000円程度で利用ができます。WiFiレンタルは1ヶ月利用すると20000円前後かかるため、比べるとかなり安いです。
ですが、現地で購入・設定する場合などは少々手間がかかります。そのため、長期で滞在する人向けのサービスです。
私は1年間滞在していたので、現地でSIMを購入・設定しました!
2. ヨーロッパのコンセント・電圧について
ヨーロッパと日本ではコンセントの形状も電圧も異なります。そこで必要となるのが、電源プラグや変圧器です!
国によって異なりますが、ヨーロッパの大部分ではCタイプとSEタイプのコンセントが主流になっており、電圧に関しては日本が100Vなのに対し、220〜240Vの国が多いです。
滞在先にあったものを持参するようにしましょう!
詳しくは以下の記事で解説しています!
ヨーロッパでの服装について
荷物の準備の中で、意外と時間がかかるのが洋服選びです。
日本とヨーロッパでは気候も違いますし、ファッションセンスも大きく異なります。現地で浮かないためにも、洋服選びは慎重に行いましょう!
注意点がかなり多いので、気になる方はこちらの記事をご参照ください☺️↓
ワイヤーロック、南京錠について
旅行中の危機管理に役立つのがこの2つ!
ワイヤーロックは、ホステルやAirbnbなどセキュリティが不安な宿泊先で、スーツケースを固定するのに使います。
また、電車移動の際に、座席から離れた荷物置き場にスーツケースを置く際に役立ちます!
ヨーロッパの電車は日本の新幹線と似ていて、座席近くにはスーツケースを置けるスペースが少ないんです。そんな時でも、ワイヤーロックがあれば安心して荷物置き場に預けることができます!
南京錠は、リュックサックやカバンのチャックにつけることで、スリ被害に遭うリスクを減らすことが出来ます。
ヨーロッパには「化粧水」がない
また、日本では当たり前の「化粧水」ですが、残念ながらヨーロッパでは見つからないことが多いです。
なぜなら、ヨーロッパのスキンケアは
①クレンジング(拭き取り化粧水)→ ②保湿クリーム
という流れが一般的で、純粋な保湿のための「化粧水」が一般的ではないからです。
私もしばらく化粧水なしで頑張りましたが、乾燥と硬水のせいで、皮膚がカサカサになってしまいました…
クレンジングに至っても、拭き取り化粧水で(水を使わずに)行うのが主流なので、お風呂で使う日本流の「クレンジング」とは少し異なります。
特に女性の方は、荷物制限にかからない程度で、これらを可能な限り持っていくことをおすすめします!
日本からのお土産について
留学先に、日本からのお土産を持っていく方も多いと思います。実際に、私が持って行って喜ばれたのは以下の2つです!
日本からのお土産!
- 日本のお菓子
- 日本らしいハンカチ
日本のお菓子
どれでも喜ばれますが、定番の「抹茶のキットカット」は人によって好みが分かれる印象です。
私のおすすめは「コアラのマーチ」「ポッキー」「バカうけ」「果汁グミ」など!これらは基本的に、誰にでもウケます。
また、ヨーロッパでは日本のアニメ・漫画が大人気なので、アニメとのコラボ商品もかなり喜ばれます!
私の友達は『呪術廻戦』や『鬼滅の刃』コラボのお菓子をプレゼントして、とても喜ばれました!
日本らしいハンカチ
日本をよく知らない方には和柄のハンカチ、少し知っている方にはアニメのハンカチを渡すと喜ばれます!
私は和柄のハンカチとジブリのハンカチの2種類を持って行きました!
パッキングについて
実際の荷物の量(写真つき)
パッキング後の、実際の荷物の量がこちらです!
持ち込み手荷物のリュックサック(7kg)と、預け入れ手荷物のスーツケース+ボストンバッグ(35kg)を合わせた、合計42kgで渡航しました!気合いでなんとか運びましたが、本当に重かったです…!
重すぎたせいか、スーツケースの車輪が途中で壊れるアクシデントもありました(笑)
荷物をコンパクトに収めたい方へ!圧縮袋を活用しよう!
パッキングの際は、スーツケースの限られたスペースに、可能な限りたくさんの物を詰め込む必要があります。
そこで役に立つのが、「圧縮袋」です!
使い方は簡単で、袋に洋服・タオルなどを詰めて、口を閉じ、中の空気を抜くだけです!洋服が半分くらいのサイズまで小さくなります!
私の場合は、タオルや洋服、コートなどを圧縮袋に入れてパッキングしました!
圧縮袋のサイズは、服やタオルなどの入れるものによって袋のサイズを分けるととても使いやすいです!
サイズが適切だと空気が抜きやすく、また小さいものはスーツケースの隙間に詰めることができます!
以下のように、複数のサイズがあるものを買っておくと便利です!
航空券と手荷物許容量について
いよいよ渡航!と行きたいところですが、ここでチェックしておきたいのが各航空会社の「手荷物許容量」です。
これは、搭乗の際に何kgまで荷物を持ち込めるかという制限のこと。
例えば、私の利用したエミレーツ航空(成田〜ジュネーブ空港)の便では、
- 機内持ち込み手荷物:7kgまで
- 預け入れ手荷物:25kgまで
という制限がありました。
先ほどお話しした通り、私の預け入れ手荷物は合計35kgだったため、「追加手荷物許容量」として10kg分を20,960円で購入することになりました。
多くの場合、追加手荷物許容量は、空港でのチェックイン時または航空会社のウェブサイトで購入することが出来ます。
事前にウェブサイトで購入する方が安く済むことが多いです!自分の荷物の重さと、搭乗便の手荷物許容量を確認しておこう!
終わりに
今回は、ヨーロッパ留学に必要な持ち物と、パッキングについてお話ししました。
少し長くなってしまったので、最後に「留学持ち物リスト」をまとめておきますね!
ちなみに、スイス留学の事前準備については、こちらの記事で詳しくご紹介しています↓
皆さんの留学準備に、少しでも役立てて頂ければ嬉しいです!