小笠原諸島は、東京から南へ約1,000km、船でしか行けない「東京の秘境」です!
世界自然遺産にも登録されていて、透明度抜群の海や固有種が生きる手つかずの自然が広がっています。
「小笠原ってどうやって行くの?」「どんなことができるの?」「何をすればいい?」
そんな疑問を持つ人に向けて、実際に私たちが6泊7日で父島を旅したコースをモデルコースとして紹介します!
私たちは2022年8月に小笠原諸島に行きました!その経験をもとに、アクセスや観光に役立つ情報をお届けします!
もくじ
父島を満喫!6泊7日のモデルコース
🚢 1日目:竹芝から父島へフェリーで出発
おがさわら丸は、竹芝旅客ターミナルからの出発です!
出発時間が近くなると、待合室にアナウンスがかかります!等級順に乗船となるので、アナウンスに従いましょう!

出発したらデッキへ行きましょう!レインボーブリッジの下を通る、少し不思議な体験ができます!
出発後はすぐに昼食の時間です!レストランで食事を楽しみましょう!

島塩ラーメンや島塩ステーキが有名です!どちらもとても美味しかったです!
メニューが気になる方は、小笠原海運公式サイト>レストランで見てみてください!
1日目のポイント!
- 「おがさわら丸」で約24時間の船旅
- 出発前にアクティビティの予約を済ませておく!
- 出発したらデッキへ!見送りやレインボーブリッジ通過を楽しむ!
- 夜はデッキから星空観賞!
🐠 2日目:父島到着&午後から体験ダイビング
長かった船旅もいよいよ終わり。午前中には父島に到着します!
到着前にその日の観光・アクティビティの準備をしておきましょう!
宿に荷物を置いたら、さっそくダイビングへ!

ダイビングは初心者でも大丈夫です!インストラクターがしっかりサポートしてくれます!
ちなみに私は船酔いでダウン…。船でお留守番でした(笑)
でも、周りの人が酔い止めや飲み物をくれて…みんな優しい…!
そしてツアー後半には、小笠原名物「フェリーのお見送り」へ!

フェリーの横をボートで並走しながら、乗客に手を振ってお見送り。最後は海にダイブする人も!
このお見送りは、フェリーの到着日にしか体験できないレアイベントです。想像以上にフェリーのスピードが速くて、航跡波が迫力満点!
初日から「小笠原、最高!」と思える体験でした!ぜひ参加してみてください!
アクティビティを満喫したあとは、宿でひと休み。
移動とダイビングでぐったり…ゆっくり体を休めましょう!
私たちは「サンシャイン小笠原」に宿泊しました!
外観は少し年季を感じますが、中はとても清潔で快適でした!
2日目のポイント
- 到着前に初日の観光の準備をしておく!
- ダイビングは初心者OK!小笠原の綺麗な海にダイブ!
- 到着日夕方の名物、フェリーのお見送り体験!(併走+ジャンプ)
🏞 3日目:ハートロックへのトレッキングツアー
片道約3時間の本格登山ツアー!
道中では、戦跡や小笠原の自然をガイドさんの案内で学べます。
険しいジャングルをぐんぐん進んでいきますが、夏はとにかく暑くて、湿度も高め…しっかり準備して臨みましょう!

山頂は、小笠原の海を一望できる絶景スポット!参加者みんなで記念撮影します。
長い道のりの中で、自然と参加者同士も仲良くなれます!

ちなみに「ハートロック」は、実は登ってしまうと形が見えません(笑)
海からのツアーで見ると、ちゃんとハートの形がわかりますよ!
3日目のポイント
- 小笠原の戦跡・自然を満喫する!
- ポカリ・軽食・帽子・虫除け・雨具はマスト!
- 見晴らしの良い山頂で、記念撮影!
🐢 4日目:島内観光&ナイトツアー
4日目は、父島の見どころをぐるっと巡る島内観光!
日中はとても暑く徒歩移動は大変なので、レンタカーや原付のレンタルがおすすめです。
まずは「世界遺産センター」へ。小笠原の自然や世界遺産に登録された理由などを、映像や展示で楽しく学べます!
続いて「水産センター」や「海洋センター」へ。ここでは小笠原の海にすむ魚や、ウミガメの飼育の様子が見られます。
特に海洋センターでは、卵〜子ガメ〜大人のウミガメまで、成長段階ごとの姿を見ることができます!

夜は、お待ちかねのナイトツアー!
ターゲットは、小笠原の固有種のオガサワラオオコウモリ!羽を広げると約80cmにもなる、大きなコウモリです!

残念ながら写真にはおさめられませんでしたが、オオコウモリは迫力満点です!現地でぜひ観察してみてください!
4日目のポイント
- 世界遺産センターで小笠原の自然を学ぶ
- 海洋センターでウミガメの成長を観察
- 製氷海岸でサンゴ観察もおすすめ
- ナイトツアーで「オガサワラオオコウモリ」に出会おう!
このころには、宿の人や他の宿泊客ともすっかり仲良しに。
私はごはんを毎回4〜5杯食べていたので、ついにどんぶりで出されるようになりました(笑)
🐬 5日目:イルカと泳ぐ!ドルフィンスイム&南島ツアー
この日は大人気のドルフィンスイム&南島ツアーに参加!
まずはイルカウォッチングからスタート!
海の中を群れで泳ぐ野生のイルカたちを船の上から観察します。実は、水面よりも水中の方がたくさんのイルカが見えるんです!

沖に移動し、インストラクターの合図で海にダイブ!海に飛び込んで少しすると、イルカが目の前までやってきました!
なんと最短で1mほどの距離まで接近することも!
間近で見ると意外と大きくてびっくりしました!本当に貴重な体験でした!
その後は、1日100人限定・滞在2時間までとルールが定められている「南島」へ上陸!
船で島の入口まで行き、そこからはシュノーケリングで移動!途中、アーチのような岩の下をくぐって探検気分も味わえます!

南島には、海鳥のコロニーやカタマイマイの化石など見どころもたくさん。
ウミガメの卵がある場所には旗が立っているので、うっかり踏まないよう注意しましょう!

夕方は、「ウェザーステーション展望台」で絶景のサンセットを鑑賞。
15分ほど坂を上るのは少し大変ですが、登った先には、水平線に沈む夕日が広がります。

冬には、ここからクジラが見えることもあるそうです!
5日目のポイント
- 野生のイルカと泳ぐ感動体験!
- 南島で自然と生き物を間近で観察!
- ウェザーステーション展望台で夕日を眺める!
🛍 6日目:出発前のショッピング&お見送り
いよいよ小笠原最終日。この日は、港周辺をゆっくり散策して、お土産を買います!
午前中の涼しいうちに、まずは展望台へ!大神山神社の境内から続く階段を登っていきます。

到着するのは、「大神山公園メイン展望台」と「パノラマ展望台」。

小笠原の街並みや海を見渡せる、最後にぴったりの絶景スポットです!
散策が終わったら、お土産探しへ!
港前のメイン通りには、お土産屋さんが並びます。小笠原名物は、黒糖・マンゴー・島レモン・Tシャツなど。

私は、島レモンのグミやサイダー、ウミガメの人形を買いました!
乗船前には、同じ宿に泊まっていた人たちと記念撮影!

長期滞在ならではの交流で、心が温まりますね…!
そしていよいよ、おがさわら丸に乗船。今度は、自分が見送られる番です!

港や船からたくさんの人が手を振ってくれて、「また絶対に戻ってきたいな…」と心から思いました!
6日目のポイント
- 大神山展望台&パノラマ展望台からの絶景
- お土産を購入!黒糖・マンゴー・ご当地グッズが人気
- 宿の仲間と記念撮影!
- 見送りに温かさを感じる
🚢 7日目:竹芝に帰港(15時頃)
約24時間の船旅を経て、無事竹芝へ到着。
スケジュールを立てるときのポイント
小笠原・父島観光では、天候や移動手段、アクティビティ予約のタイミングなど、事前に考えておきたいポイントがいくつかあります。
ここでは、旅行のスケジューリングに役立つ実践的な情報をまとめました!
現地での移動手段は?レンタル・バスを上手に使おう!
自由に観光したい人におすすめ!
- レンタカー
暑さや雨が気になる人、体力に自信がない人におすすめ! - レンタバイク
コストを抑えたい&バイクに乗れる人におすすめ! - レンタサイクル
中心地(大村エリア)だけの観光なら自転車でもOK!ただし、夏は暑さ&坂道でハードです。
私は暑さに弱い&バイクは不安なのでレンタカー一択でした…笑 天候に左右されないのも利点です!
公共交通機関で移動したい人はバス!
父島は村営バスが走っているので、公共交通機関で移動も可能です!
- 路線:①中心地周遊、②父島南部(小港海岸方面)行き
- 運行本数:1時間に1本程度
- 料金:1回200円/1日乗車券500円(乗り降り自由)
小港海岸やコペペ海岸にもアクセス可能できるので、意外と便利です!
路線や時刻表の詳細は、小笠原村>村営バス(公式)をチェック!
スケジュールを立てるときの注意点!
悪天候を想定したプランも考えておこう!
小笠原は温暖な気候の一方で、風やスコールの影響を受けやすく、海のアクティビティが中止になることもあります。
そのため、アクティビティができない日のスケジュールも考えておく必要があります。
- 屋内施設をまわる
- お土産屋さんやカフェでのんびり
- 展望台など、車でアクセスできる場所をドライブ観光
父島島内の屋内観光施設には、世界遺産センター・海洋センター・水産センター・ビジターセンターがあります。
どこも中心地から徒歩県内で、アクセスは良好です!
また、港の目の前の通りには、お土産屋さんやカフェがあるので、巡るのもおすすめです!

アクティビティ予約は早めが安心!
小笠原でのアクティビティは、東京・竹芝出発の前日〜当日朝に予約するのが一般的です!
やりたいツアーが決まっている場合は、出発前にツアー会社に電話で予約しましょう。
実際、船の上から予約の電話をかけている人もたくさんいました!
ただし、当日は混み合って電話がつながらなかったり、満席で予約が取れないことも。
特に「南島上陸ツアー」や「ドルフィンスイム」は人気が高く、参加人数にも制限があるため、前日〜当日の朝までには必ず予約しておきたいところです。
どうしても参加したいアクティビティは、出発の数日前にネット予約しておくのがおすすめです!
チェックポイント!
- 出発前日〜当日の朝までに、やりたいアクティビティを予約!
- 人気のツアーは、早めにネット予約も検討!
- 船の上で予約電話する人も多いので、連絡先を事前に控えておこう!
まとめ
小笠原諸島・父島の6泊7日モデルコース、いかがでしたか?
小笠原は、美しい海・豊かな自然・固有の生き物たちに出会える特別な島です!
一方で、アクセスに時間がかかるぶん、しっかり予定を立てておくことが快適な旅のカギになります!
- 海が荒れることもあるので、悪天候時のプランを用意!
- 島内の移動は、レンタカーやバスをうまく活用!
- 人気ツアーは、早めの予約が必須!
また、島の人の温かさに触れられるのも小笠原の魅力です!
滞在が長くなるほど、宿の方や他の旅行者とのつながりが生まれ、帰る頃には「もう一つのふるさと」のような気持ちに…!
ぜひ、小笠原でしかできない体験をたっぷり楽しんでください!