ヨーロッパへの渡航の際に、誰にとっても欠かせないのが電源プラグや変圧器です。
そこで今回は、各国のコンセント形状や電圧、コンセント周りの便利グッズについて、スイス留学経験のある筆者が詳しく解説していきます!
2022年9月〜2023年6月の間、ジュネーブに留学していました!ヨーロッパ旅行や留学に関する情報を発信しています!
もくじ
ヨーロッパのコンセント形状
国によって異なりますが、ヨーロッパの大部分ではCタイプとSEタイプのコンセントが主流になっています。
ヨーロッパの国によっても形状が異なることがあるので、滞在先に合わせたプラグを用意しましょう!
(後ほど各国のコンセントをまとめた表を載せているのでぜひ参考にしてください!)
ヨーロッパの電圧について
日本の電圧が100Vなのに対し、ヨーロッパは220〜240Vと電圧が大きく異なります。
そのため、海外非対応の電化製品を変圧器なしで使用してしまうと、故障してしまうことも、、!
電化製品を使用する際は、対応電圧を確認しておきましょう!
現在発売されている電化製品の多くは「全世界対応」となっており、海外でも変圧器なしで使用できるものがほとんどです!
ヨーロッパ各国の電圧・コンセントまとめ
各国の電圧とコンセントタイプをまとめています。参考までに目を通してみてください!
国名 | 電圧 | コンセントタイプ |
イギリス | 240V | BF |
フランス | 220V | C, SE |
スペイン | 220V | C, SE |
イタリア | 220V | C |
ドイツ | 230V | C, SE |
スイス | 230V | C, J |
オーストリア | 230V | C, SE |
ベルギー | 220V | C, SE |
ポルトガル | 220V | C, SE |
ロシア | 220V | C |
ノルウェー | 230V | B, C |
スウェーデン | 220V | B, C |
フィンランド | 220V | C, SE |
デンマーク | 220V | B, C |
これがあると便利!コンセント周りのおすすめグッズ3選
マルチ変換プラグ
海外旅行で非常に役に立つのがマルチ変換プラグです!
通常の変換プラグは、1個につき1種類のプラグにしか対応することができません。
そのため、複数国で使用する場合や、国の中でも地域によってプラグタイプが異なる場合などは、複数のプラグを持ち歩く必要があります。
それに対し、マルチ変換プラグは1つで複数のプラグに対応することができる優れものです!
複数の国を旅行する人はもちろんですが、乗り継ぎで立ち寄った国でも使用することができるため、海外旅行に必須のアイテムです!
以下の商品のように組み替えて使えるものがおすすめです!こちらはこの後紹介する電源タップより、コンパクトで持ち運びやすいのが特徴です!
上記のマルチ変換プラグは以下9タイプに対応していて、ヨーロッパに限らずほぼ全世界で使用することができます!
対応プラグタイプ
- Aタイプ(アメリカ・カナダ・台湾など)
- Bタイプ(インド・モンゴルなど)
- B3タイプ(インド・シンガポールなど)
- BFタイプ(イギリス・シンガポールなど)
- Cタイプ(ヨーロッパ諸国)
- SEタイプ(ヨーロッパ諸国・韓国)
- Oタイプ(オーストラリア・中国など)
- O2タイプ(中国など)
- CBタイプ(ブラジルなど)
電源タップ
スマホやパソコン、カメラなど、電子機器を数種類持ち運ぶ方に便利なのが電源タップです!
以下で紹介する電源タップは、先ほどのマルチ変換プラグの機能に加え、複数台同時充電ができるのが特徴です!
特に海外のホテルでは、コンセントが部屋に1,2つしかない…なんてことが結構あります。
このように滞在先でコンセントが十分にないときや、複数人の旅行でコンセントが足りないときなど、1つ持っておくだけで色々な場面で役に立ちます!
私も旅行のときは、必ず電源タップを持ち歩くようにしています!スマホ、iPad、カメラ、モバイルバッテリーを同時に充電できるので、とっても便利です!
以下の商品は、コンセント部分・USBポート・Type-Cポートがついていて複数台同時に充電ができます!
また、プラグも複数タイプに対応していて、この1台で様々な国で使用できるのでとてもおすすめです!
上記のマルチ変換プラグは以下4タイプに対応しています。
マルチ変換プラグ比べると対応タイプ数は劣りますが、ヨーロッパには対応しているので困ることはありません!
対応プラグタイプ
- Aタイプ(アメリカ・カナダ・台湾など)
- BFタイプ(イギリス・シンガポールなど)
- Cタイプ(ヨーロッパ諸国)
- Oタイプ(オーストラリア・中国など)
海外対応のドライヤー
日本の電子機器の中で唯一注意が必要なのがドライヤーです。
前述の通り、日本の電圧が100Vなのに対し、ヨーロッパでは220~240Vが標準になっています。
国内販売されているドライヤーの多くが、完全な日本仕様(100Vにのみ対応)になっているため、海外では使用できないのです!
以下のように、ドライヤーの側面や取手に対応電圧が記載されているので、ドライヤーを持って行く人は必ず確認しておきましょう!
日本で使っているドライヤーが海外対応不可の場合は、新しく海外対応のドライヤーを購入することをお勧めします!
こちらのドライヤーは100~240Vの電圧に対応しており、変圧器なしでも使用できます!
ちなみに、ドライヤーの消費電力(1500Wくらい)に対応できる変圧器を購入するという方法もありますが、少し難しいのであまりお勧めしません。
終わりに
今回は、ヨーロッパのコンセントや電圧についてご紹介しました。
本記事が皆さんのヨーロッパ旅行を少しでもいいものにできたらとても嬉しいです!
他にもヨーロッパ旅行に役立つ情報を発信しているので、以下の記事も参考にしてみてください!