スイス第二の都市として知られる、国際色豊かな都市ジュネーブ。
この記事では、ジュネーブ留学経験のある筆者が、ジュネーブを1泊2日で満喫できるモデルコースをご紹介します!
2022年9月~2023年6月にかけて、ジュネーブに留学していました!スイス留学やスイス旅行に関する情報を発信しています!
ジュネーブってどんな町?
ジュネーブは、スイス西部・フランス国境沿いにある町。
スイスのフランス語圏を代表する都市で、国連の欧州本部や赤十字国際委員会(ICRC)の本部が置かれています。
レマン湖畔の街としても有名で、高さ140mの大噴水(Jet d'eau)はジュネーブのシンボルとなっています。
今回のモデルコースでは、この大噴水はもちろん、国連や赤十字、おすすめのチョコレート屋さんなど「ジュネーブらしさ」「スイスらしさ」を満喫できるプランをご紹介します!
ジュネーブでの移動はバス・トラムが便利!
モデルコースの前提として、ジュネーブでの移動手段について解説しておきます。
ジュネーブ市内には、バス・トラムが張り巡らされています。
市内で行けない場所は無いほど路線が充実していて、時刻表もかなり正確です!
時間を有効活用するためにも、60分または終日使える乗車券の購入をおすすめします。
チケットの種類 | 有効期間 | 料金 |
Saut de puce | 停留所3つ分まで (時間制限なし) | 2CHF |
Billet zone 10 | 60分 | 3CHF |
Carte journalière | 終日 | 10CHF |
Carte journalière dès 9h | 朝9時〜終日 | 8CHF |
Billet zone 10 や Carte journalière は "zone 10(ジュネーブ市内全域)"で使えるチケットです。ジュネーブからバス・トラムでフランスに出る場合は、別のチケットが必要になります!
チケットはバス停にある自動販売機で購入できます。
チケットやzone10の詳細はこちら(ジュネーブ公共交通 tpg)
1泊2日 ジュネーブ観光モデルコース!
1日目
コルナヴァン駅(Gare de Cornavin)
コルナヴァン駅はジュネーブの鉄道駅で、交通のハブといえる場所です!
ジュネーブ空港から来る場合も、他の都市から来る場合も、大体はこの駅を通ることになります。
ちなみにジュネーブ空港からは、鉄道で約7分ほど・バスで20〜30分ほどです!
駅構内にはスーパー(MIGROS)、ドラッグストア(AMAVITA)、書店、カフェ、ATMなどが揃っています。
荷物用のロッカーもあるので、大きい荷物は預けてしまうと楽かもしれません。
コルナヴァン駅の詳細はこちら(スイス国鉄SBBのサイト)
レマン湖と大噴水(Lac Léman, Jet d’eau)
まずはジュネーブのシンボル、レマン湖と大噴水を見に行きましょう!
青い湖や白鳥がとても綺麗で、対岸にはスイスの可愛らしい町並みが広がっています。
観光客だけでなく、現地の人々も散歩に訪れる憩いのスポットです。夏には水着で泳いでいる人もいます。
サンピエール大聖堂(Cathédrale Saint-Pierre)
旧市街の中心にあるサンピエール大聖堂も、ジュネーブ観光では欠かせないスポットです。
12世紀頃に建設され、その後何百年にもわたって市民の信仰の柱となっています。
そして、ここに来たらぜひ、聖堂の塔に登りましょう!旧市街からレマン湖、アルプスの山々まで、ジュネーブの街をぐるっと一望できます。
入場は無料、塔に登るのは7CHFほどです!
ショッピングストリート(Rue de la Confédération, Rue du Marché, Rue de Rive)
旧市街には、ブランドショップや飲食店、本屋、チョコレート屋などが並び立つ一本道があります。
ここでぜひ立ち寄って欲しい、おすすめのお店をいくつかご紹介します!
ビクトリノックス(Victorinox)
ビクトリノックスは、スイス製のアーミーナイフで有名なお店です。
ナイフやハサミ、ドライバー、栓抜きなどが一本にまとまっている優れ物で、スイス旅行のお土産として大人気。
家に置いておいても良し、アウトドアで使っても良しです!
私も自分用に購入しました!キャンプの時にとても助かっています✨
スウォッチ(Swatch)
スウォッチは、スイス生まれの時計ブランドです。
大人向けのかっちりした時計から、若者向けのカジュアルなものまで幅広く取り揃えており、他ブランドやアーティスト、アニメ作品とのコラボも行なっています。
スイスの時計ブランドの中では、圧倒的にお手頃なブランドです!旅行の記念に買って帰ると良いでしょう。
スイスチョコレートのお店
スイスに来たらぜひ味わいたい、スイスチョコレートのお店です。
旧市街にはたくさんのチョコレート店が集まっているので、ぜひ覗いてみてください!
- シュプリングリ(Sprüngli)
- レダラッハ(Läderach)
- マーテル(Martel)
- ロー(Rohr)
- オエール(Auer)
- ファバラジー(Favarger)
- トイシャー(Teuscher)
すでにセットになっているもの(4個入り、8個入り、12個入りなど)を選ぶと間違いないですが、ショーケースに並んでいるチョコレートの中から、一つ一つ選んで箱に詰めてもらうのもおすすめです⭐
スイスの店員さんはとても優しいので、質問にも丁寧に答えてくれますよ!
2日目
国連(Palais des Nations)
ジュネーブは、ヨーロッパ有数の国際都市として有名です。特に第一次世界大戦以降、様々な国際機関が置かれています。
中でも国連(パレ・デ・ナシオン)は、かつて国際連盟の本部として使われ、現在は国連欧州本部が置かれている場所。ニューヨークの国連本部に次ぐ第二の国連センターで、毎年約8000の国際会議が行われています。
個人での立ち入りは出来ませんが、ツアーに申し込めば中を見学できます!
国際会議が行なわれるホールなども見学できるので、ぜひ訪れてみてください!
【見学ツアーの概要】
・所要時間:1時間ほど
・費用:23.32CHF(大人1人あたり)
・言語:英語など(日によって使用言語が異なります)
→ 詳しくはこちら:UN Genevaの"Book now"をご確認ください👍
国際赤十字博物館(Musée International de la Croix-Rouge et du Croissant-Rouge)
スイスは「人道主義の国」として知られていますが、中でもジュネーブは赤十字国際委員会(ICRC)が創設された街として有名です。
赤十字国際委員会(ICRC)とは、世界中の武力紛争の犠牲者(負傷者や捕虜など)に対して人道支援を行なう組織。スイス人実業家のアンリ・デュナンによる発案で、1864年にジュネーブで創設されました。
国際赤十字博物館では、赤十字国際委員会(ICRC)の活動内容や人権について、実際の資料や犠牲者の体験談から学ぶことができます。
受付で日本語の音声ガイドを借りることができるので、言語の心配もありません。
博物館の詳細はこちら(国際赤十字博物館HP)
プランパレ広場(Plainpalais)
プランパレ広場では、水曜・土曜に蚤の市、日曜日にファーマーズ・マーケットが開かれます。
蚤の市では、アンティークの食器や小物、古着、絵画などがずらっと並びます。よく探してみると、思わぬ掘り出し物があるかも‥!
日曜日に開催されるファーマーズ・マーケットでは、野菜やお花などの他に、各国のファストフード(ハンバーガー、ファレフェル、ケバブなど)が並びます。
レストランよりもお手軽な価格なので、パパッと軽食を取りたいときにおすすめです!
パテック・フィリップ時計博物館(Patek Philippe Museum)
スイスといえば、時計産業が有名です。
中でもパテック・フィリップはジュネーブで創業された時計ブランドで、数々の有名人・セレブに愛用されています。
そんなパテック・フィリップの博物館では、16〜19世紀にヨーロッパで作られた時計や、創業から現在までパテック・フィリップで作られた時計を見ることができます。
時計好きの方、キラキラしたものが好きな方におすすめの博物館です。
博物館の詳細はこちら(パテック・フィリップのHP)
美術歴史博物館(Musée d'art et d'histoire de Genève)
美術歴史博物館は、ジュネーブ旧市街の外れにある総合博物館。
歴史・考古学、美術、時計、グラフィックアートなど、約65万点を収蔵しています。
こぢんまりとした雰囲気の博物館で、人混みもなく落ち着いています。ゆったりと美術品を鑑賞したい方におすすめです。
常設展は無料です。美術歴史博物館の詳細はこちら(HP)
おわりに
今回は、1泊2日でジュネーブを満喫する 観光モデルコースをご紹介しました。
スイス旅行の際に、少しでもご参考になれば嬉しいです!